Adobe Creative Cloud って知ってますか?
デザイナー御用達?のPhotoshopやIllustratorなどのソフトをまとめてあるのがこのCreative Cloudです。
Creative Cloud=PhotoshopやIllustratorをまとめたモノ
PhotoshopもIllustratorもかれこれ20数年使っていますが、今から10年ほど前からサブスクリプション制のCreative Cloud(通称:CC)に変更されました。
それまでは買い切り版のCreative State(通称:CS)でした。
で、このCC。お高いんです。
サブスク制のため年間で7万程かかります。何だったら3月にまた値上げします。
アマゾンでも販売されています。
もちろんアドビの公式サイトアドビストアでも購入することが出来ます。
高い高いと言ってもこういうソフトを使う仕事をしていると絶対に必要になります。
私自身も大雑把に言えばデザイナーという職種なので必要です。
もちろんアドビ以外にも画像編集ソフトやアプリが多々出回っています。
フリーソフトじゃダメなの?
「それでいいじゃん」と言えるのは個人の趣味で使っている人です。
と、言うのもデザイナーは一人で仕事をしているわけじゃありません
私を例にすると印刷(DTP)系のデザイナーです。
クライアントからこういう文字をこういう書体で~と指示が来ます。
それをIllustrator等を使って印刷用の版下と呼ばれるデータを作ります。
作った版下データを印刷会社に入稿します。
すごくざっくりしていますがこれだけで3人(クライアント・デザイナー・印刷会社)が関わっています。
この人たちが同じ状況でデータを確認する必要があります。
同じ状況にするためには同じソフトウェアで開く必要があります。
つまりここに出た3人ともIllustratorが必要ということです。
Illustrator形式(.ai形式)を読み込める別会社製のソフトもありますがあくまでも形式変換です。
全く同じという保証はどこにもありません。
そんな保証必要なの?と思われるかもしれませんが「必要ない」ということが出来るのはこの3人の中ではクライアントだけです。
クリスタとかはどうなの?
セルシス社のCLIP STUDIO PAINTも有名なソフトです。
漫画やイラストを描いている人に人気です。
これはアドビのソフトじゃないけどどうなの?となるかと思いきや版組側の人間からするとクリスタで作られたデータはあくまでも版組前の素材でしか無いのです。
先程の3人の例で言えばクライアントと一緒でそのデータを使って版を組んでくれと言われるだけです。
組んだデータをクリスタに戻して再確認をしてもらうなんてことはありません。
もちろんクリスタは良いソフトです。ただクリスタ単体で商用の印刷入稿用版下データを作るのは難しいのです。
商用でない趣味範囲であれば可能とする出力会社もあるので結構説明が難しいところです。
CCの購入方法
Creative Cloudの購入方法は大きく分けて3パターンあります。
- アドビ公式ストアで購入
- アマゾンでプリペイドプランで購入
- 家電量販店でプリペイドプランで購入
それぞれメリット・デメリットがあります。自身にあった購入方法を選びましょう。
アドビ公式ストアで購入
アドビ公式ストアで購入する一番のメリットは1か所で済むことです。
購入からアカウントの新規作成までひと通りがひとつのサイト内で完了します。
一般用アカウントの場合それ以外のメリットは特にありません
学生/教職員個人版アカウントの場合は初年度のみ割引があるのでそれもメリットになるでしょう
デメリットはアカウント作成の際にクレジットカードの登録が必要なところです。
カード登録はアカウントと紐づけされるのでカード情報の消去=アカウントの消去となるため一度登録してしまうと後で消すことは出来ません。※カードの更新や別のカードに変更は可能
カード情報の登録がデメリットというのは「個人情報がうんたらかんたら・・・」というわけでなく
基本が自動更新になっていることです。
CCのサブスクリプションは月々プランと年間プランの2種類
月々プランはひと月ずつ支払う方法で一番高価なプランになります。
年間プランは支払い方法で月々払いと一括払いの2種類があります。
こちらは支払い方法が2種類なだけでプラン自体は年間(12ヶ月分)契約です。
年間プランの月々払いは単純に12回の分割払いです。
年間プランの更新は概ねひと月前に更新案内が入り放置すると自動更新にされます。
忘れているとプラン終了月の次の月にカードから引かれます。
当たり前のことを言っているだけですが如何せん額が大きく一括にしていると・・・と結構恐怖です。
もう一つの恐怖は学生/教職員個人版だった場合
学生の場合は卒業してしまうと学生版の権利がなくなります。権利がなくなった状態で自動更新すると一般用アカウントとして更新されます。4万ほどだったのが忘れていたら突然8万以上の請求が・・・こわいですねー
アマゾンでプリペイドプランで購入
アマゾンを使って購入する場合はオンラインコードとパッケージコードの2種類があります。
パッケージコードは後序の家電量販店で購入するのと同じパッケージに入ったカードに引き換えコードが書かれているものになります。
オンラインコードは購入後すぐにアマゾンからの購入完了メール内に引き換えコードが書かれています。メールの文章のみなのですぐに手に入れることができます。
メリットはアマゾンのセール価格が反映される場合があるので年に何度かの大型セールの時などに公式ストアで購入するよりも安く手に入る可能性があります。
また、コード引き換え型なので積み足しをすることが出来ます。セールの時に複数年分を前もって購入しコードを引き換えておくことで更新年を遅らせることが可能です。
学生/教職員個人版も積み足しが可能です。
デメリットはコード購入後にアドビのサイトへ行きアドビアカウントを作成しコードを引き換えるというちょっと面倒なところです。
もう一つのデメリットは学生/教職員個人版を購入したがアドビアカウントを製作した時点で学生版の権利を有していないとなった場合です。
「なんか知らんけど安かったからこっちにした。」と一般ユーザーが購入してしまうとコードの引き換えが出来ません。返品もできません。
家電量販店でプリペイドプランで購入
家電量販店にもカードが置いてあります。
アマゾンのギフトカードやグーグルペイカードのアドビ版だと思えば解りやすいかと思います。
アマゾンでも取り扱いをしています。
購入店で支払い確定後カード番号が使えるようになります。
家電量販店ではこのカードを扱うことが出来ますがアマゾンのようなオンラインコードの取り扱いは出来ません。以前はアマゾン以外でもネット販売されていましたが過度な値引き防止の為(ポイント還元など)現在はNGとなっています。
それでもたまに家電量販店がオーナーをしているようなネットストアで販売されているのを見かけますが最悪カードの確定が出来なくなっているかもしれないので注意が必要です。
この部分がデメリットになりますがもう一つデメリットが
それは学生/教職員個人版の購入に時間がかかります。
公式ストア、アマゾンでの購入の場合はアドビアカウント作成時に本人確認を行いますが家電量販店は購入前に一度本人確認が入ります。
これはアマゾン版でデメリットとして書いた「購入したけど権利がなかった」を防ぐためなのですがその分、時間がかかります。3月末頃など学生の権利が切れるかどうかのところでは止めておいたほうが良いです。
メリットは家電量販店のポイントを利用することが出来るところです。
ポイント○倍とかの時に買えば結構お安くなる場合があります。
パソコンと抱合せで値引きするとかっていうほぼ黒なグレーゾーンをやってるのをみたことがありますがアレは止めておきましょう・・・
長くなったけど言いたいこと
今の世の中パソコンにせよタブレットにせよアプリケーション・ソフトウェアってのは大量にあってフリーのものから高価なものまであるのですが安けりゃ良い、高けりゃ良いってもんでもなくて
その人その人の必要具合で変わってくるもんなんですよ。
よく「Adobeは高い、Adobe以外で〇〇ってソフトが有ってこっちを使うのがいい!」なんてのを見かけますが必要だから使ってるんです。必要なかったら別のソフトでも良いんです。その人にとっては必要なかったんですね。
ってだけなんです。
自分にあった編集ソフトを探しましょうね
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